新型コロナウイルス感染症の「入院基準」と「重症度に応じた病床利用」についての研究

A Theory of Diagnostic Testing to Stop the Virus Spreading: Evidence-based Reasoning to Resolve the COVID-19 Crisis by Testing

【政策提言】超高齢化研究会提言

【政策提言】コロナ危機下のバランスシート問題研究会提言3

~ウイズ・コロナ社会に向けた出口戦略~

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日本が飢える! 世界食料危機の真実

日本が飢える! 世界食料危機の真実

山下 一仁(著/文)

【著者より】
ロシアのウクライナ侵攻で中東やアフリカでは食料危機が起こり、食料安全保障についての関心が高まっています。日本の食料安全保障についての分析と政策提言を行いました。

幸か不幸か、日本は80年近く食料危機や飢餓を経験してきませんでした。中年以下の世代は、終戦直後の食料買い出しや米の配給制度などについての耳学問さえありません。アメリカのように国内の需要を満たしたうえで輸出している国ならともかく、生命維持に必要なカロリーのほとんどを輸入に頼っている我が国で、食料危機への備えを全く欠いていることは重大な事態です。防衛費の増額が叫ばれますが、食料供給という兵站の重要性を国防関係者さえ認識していないようです。

これまで世界で食料危機が起きるたび、農業界は国産農産物が重要だとして、農業保護に話をすり替え、これを利用してきました。その一方で、世界では穀物生産は大きく増加しているのに、米価維持のため米生産を大幅に減少させてきました。日本の農業保護は食料安全保障を危機的な状況に陥れています。今日本の周辺で軍事的な紛争が起きると、最悪の場合国民の半分以上は餓死します。

農業界にとっては自己の利益を増やすだけですが、国民にとって食料供給の途絶は生命維持に関わる重大な問題です。食料安全保障とは何か、それを達成する方策について、国民自身が考えることが必要だと思います。小著が国民的な議論がおきるきっかけになれば幸いです。