世界の主要部門別の最終エネルギー消費の推移を示した図1から、50年前には「産業>民生(家庭+業務)>>運輸」の順だったのが、産業は1990年代に伸び悩んで民生に抜かれ、その後2000年代に急激に増加して2010年頃に民生を抜き、運輸はコンスタントに早いペースで増加して2010年頃に他の2つに追いつき、以降は3部門が同レベルで増加傾向(2020年にコロナ禍の傷が深かった運輸部門も翌年に回復)にあることがわかります。今回は「産業部門」に注目したいと思います。
図1 主要部門別の最終エネルギー消費
【第9回講座】産業部門にズームイン:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル
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【第3回】「2050年カーボンニュートラル」ってどんな世界?
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