研究者紹介

岡嵜 久実子

岡嵜 久実子

Kumiko Okazaki

研究主幹

研究分野

  • 中国経済
  • 中国金融制度

コラム・メディア掲載

プロフィール

学歴

1984年3月 東京外国語大学 外国語学部 中国語学科卒業
1982年9月~1983年8月 北京語言学院留学
1993年1月~1993年12月 香港中文大学留学

職歴

1984年4月 日本銀行 入行
1997年5月 香港事務所次長
2001年3月 外務省経済局調査員
2003年3月 日本銀行国際局調査役
2006年4月 米国ランド研究所に派遣(International Visiting Fellow)
2007年10月 日本銀行 金融研究所企画役・シニアエコノミスト
2011年9月 日本銀行 国際局企画役、中国人民銀行上海総部に派遣(2011年10月~2014年8月)
2014年9月 日本銀行 国際局企画役・シニアエコノミスト
2016年4月 キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹

著作物

  • 巨大化する中国経済と世界(共著、小島麗逸・堀井伸浩[編])、2007年
  • "Macro-financial linkage and financial deepening in China" (with Tomoyuki Fukumoto), Akira Kohsaka ed., Macro-Financial Linkages in the Pacific Region、2015年
  • 習近平の中国(共著、川島真・小嶋華津子[編])、2022年

論文

  • "Banking System Reform in China: The Challenges to Moving Toward a Market-Oriented Economy,” RAND Corporation Occasional Paper 194(2007年)
  • 「中国農村金融制度改革の現状と課題:銀行業金融機関の再生と三農政策に呼応した取組みの中間評価」『金融研究』第29巻第2号、日本銀行金融研究所(2010年)
  • "Macro-financial Linkage and Financial Deepning in China after the Global Financila Crisis"(with Tomoyuki Fukumoto), IMES Discussion Paper Series No. 2011-E-2(2011年)
  • "The Challenges Confronting the Banking System Reform in China: An Analysis in Light of Japan's Experience of Financial Liberalization”(with Masazumi Hattori and Wataru Takahashi), IMES Discussion Paper Series No. 2011-E-6(2011年)
  • 「中日両国中小企業金融比較研究(中国語)」(共著:馮潤祥等)『上海金融』2012年第12期(2012年)
  • 「日本の資本取引自由化の経験:改革の誘因と効果(中国語)」(共著:福本智之、王凡平)『国際金融の最先端問題研究』中国金融出版社(2014年)
  • 「中国高度成長の終焉と銀行業を巡る環境の変化~リスク管理の重要性が鮮明に~」CIGSリサーチノート(2016年)
  • "Banking System Reform in China: The Challenges of Improving its Efficiency in Serving the Real Economy", JCER Working Paper AEPR series No. 2016-2-6(2016年)
  • 「“新常態”への適用を目指す中国の金融制度改革」『統計』2017年2月号(第68巻第2号)(2017年)
  • 「中国第13次5ヵ年計画と国有企業改革:金融面の課題」『中国の第13次5ヵ年計画と一帯一路戦略を中心とする対外発展戦略の国際経済への影響』ITI調査研究シリーズ No.44(2017年)
  • 「中国の債務問題の現状と債務問題への取り組み~”暗黙の保証”の世界から脱却できるか」CIGSリサーチノート(2017年)
  • 「中国国有経済の現状と変化の方向」『中国型グローバリズムの発展可能性と世界経済体制への影響』ITI調査研究シリーズNo.64(2018年)
  • 「中国の金融リスクの現状と課題ー過剰債務問題を中心に」アジア太平洋研究所『アジアの成長に資する開発金融研究報告書(2017年度)』(2018年)
  • 「金融システムの安定と対外市場開放のバランス」『中国の新時代の新矛盾に対処する国内外における経済・社会統治のあり方』ITI調査研究シリーズN0.81(2019年)
  • 「中国金融市場の対外開放と“走出去”」『中国経済経営研究』第3巻第1号(通巻5号、2019年6月)
  • 「中国におけるデレバレッジの進展状況:“過渡期”の難しさ」『国際金融』(1322号/2019年7月号)
  • 「安定成長への道を模索する中国~経済リスク・コントロールの重点」『月刊資本市場』(2019年7月号)
  • "Japan's Struggle for a Stable Economic Recovery After the Bubble Burst," Antall József Knowledge Centre, Japan -The Legacy of the Heisei Era, In Focus, 2019 3rd Issue(2019年)
  • 「中国経済の安定成長への移行を支える金融政策の可能性」『世界経済評論』(2020年3・4月号)
  • 「実体経済への貢献を求められる金融セクター」『第4次産業革命期下における中国経済の可能性と課題』ITI調査研究シリーズNo.97(2020年)
  • 「中国の金融面の重点政策課題~“創新”を活かす改革を進められるか~」『月刊資本市場』(2020年8月号)
  • 「中国の財政・金融政策と金融リスクの管理 ~2009 年の轍を避けられるか」『CIGS Highlight』Vol.88 2020.09(2020年)
  • 「中国の金融・財政構造の変化と将来展望」『グローバルガバナンスにおける中国の戦略とその影響力~2020年の中国経済政策及び今後の展望』ITI調査研究シリーズNo.111 (2021年)
  • 「WTO加盟後20年の中国銀行セクターの変化:多様化した金融サービスと監督体制の再構築」CIGSリサーチノート(2021年)
  • 「上海農村商業銀行が株式を上場: 中規模銀行のIPOニーズは強いが当面の市場環境は不透明」CIGSリサーチノート (2021年)
  • 「安定的経済成長の道を模索する中国:金融リスク対応はいかに」『国際金融』(1350号/2021年11月号)
  • 「中国経済と“灰色のサイ”~不動産企業の債務問題に関する一考察~」『月刊資本市場』(2021年12月号)
  • 「中国国有企業改革におけるDXへの期待と課題」『中国デジタル・トランスフォーメーション戦略と多国間協力の可能性に関する研究』ITI調査研究シリーズNo. 126 (2022年)
  • 「正念場を迎える中国経済制度改革~危機感を抜本的改革の機動力に転じられるか~」『月刊資本市場』(2022年10月号)
  • 「中国金融制度改革の難しさ:経済減速への対応と金融リスク管理強化のバランス」『世界経済評論』(2022年7・8月号)
  • 「中国の改革・開放政策の重点の変化-第20期三中全会の「決定」が示す方向性-」『東亜』No.687(2024年9月号 10~17頁)

その他

寄稿

  • 「農村金融の新たな試み-農村の資金を農村へ」『日中経協ジャーナル』(2009年3月号No.182)
  • 「国有企業改革と銀行システムの変遷」銀行システムの変遷ーリスク管理の視点がより重要に」『日中経協ジャーナル』(2016年8月号 No.271)
  • 「金融の“安定”と“市場化”のバランス~技術進化を活かす工夫を~」『日中経協ジャーナル』(2017年11月号 No.286)
  • 「正念場にさしかかる中国の金融リスク対応」『日中経協ジャーナル』(2018年9月号Np.296)
  • 「中国の金融リスク管理の現状と課題ー経済の安定成長へのスムーズな移行の鍵」『日中経協ジャーナル』(2019年9月号No.308)
  • 「中国の財政・金融政策の重点課題 ~市場メカニズム導入の重要性は変わらない~」『日中経協ジャーナル』(2020年8月号 No.319 )
  • 「中国は金融リスクにどう対応するのか―重要性を増すリスク管理体制」東京財団政策研究所ウェブサイト「論考」(2021年1月25日 )
  • 「中国の商業銀行のガバナンスとリスク管理上の課題~主要株主はどうあるべきか~」『日中経協ジャーナル』(2021年6月号 No. 329 )
  • 書評:鳥谷一生著『中国・金融「自由化」と人民元「国際化」の政治経済学―「改革・開放」後の中国金融経済40年史』(『中国研究月報』2021年10月号)
  • 「中国の金融パワー確保に立ちはだかる数々の難題」東洋経済オンライン(2022年5月9日)
  • "Can China overcome its barriers to gaining more financial power?"The Japan Times, (May 23,2022)
  • 「中国は“一帯一路”不良債権化のリスクをどう乗り切るか」Foresight(2022年11月7日)
  • 書評:唐成著『家計・企業の金融行動から見た中国経済:「高貯蓄率」と「過剰債務」のメカニズム』(『世界経済評論』2022年7・8月号)

その他(対談等)

  • 鼎談「中国共産党結党100年~歴史の中の習近平政権」『外交』Vol. 68 (Jul./Aug. 2021)
  • 座談会「“権威なき一強体制”がはらむ脆弱性」『外交』Vol.76 (Nov./Dec. 2022)
    講演会「日中経済関係の軌跡-50年のダイナミズム」『中国研究月報』(2023年1月号)