その他  エネルギー・環境  2025.10.27

【第18回講座】エネルギーデータベースの比較:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル

エネルギー政策
中山 寿美枝

今回は、異なるデータベースの最新版で、一次エネルギー供給量の推移を比較しみたいと思います。

本稿で比較するのは、本シリーズでもお馴染みの国際エネルギー機関(IEA)のデータベースと、米国エネルギー省エネルギー情報局(US DOE/EIA)のデータベースと、Energy InstituteEI)のStatistical Review of World Energy 2025です。なお、EIAIEAと似ていて紛らわしいので、ここではDOEと表記することにします。

IEAWorld Energy Balancesは、1年間の使用料が960/人の有料のデータサービスで、エネルギーバランスの詳細項目ごとに、世界合計と190を超える国と地域についてのデータを見ることができます。DOEEIのデータは無料で公開されていて、エネルギー種別の生産量、消費量、輸出入量、発電電力量などが世界合計と主要国別に掲載されています。(詳細は文末注に記載)


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【第18回講座】エネルギーデータベースの比較:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル


「講座:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル」リンク一覧(随時追加予定)

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