 
            今回は、異なるデータベースの最新版で、一次エネルギー供給量の推移を比較しみたいと思います。
本稿で比較するのは、本シリーズでもお馴染みの国際エネルギー機関(IEA)のデータベースと、米国エネルギー省エネルギー情報局(US DOE/EIA)のデータベースと、Energy Institute(EI)のStatistical Review of World Energy 2025です。なお、EIAはIEAと似ていて紛らわしいので、ここではDOEと表記することにします。
IEAのWorld Energy Balancesは、1年間の使用料が960€/人の有料のデータサービスで、エネルギーバランスの詳細項目ごとに、世界合計と190を超える国と地域についてのデータを見ることができます。DOEとEIのデータは無料で公開されていて、エネルギー種別の生産量、消費量、輸出入量、発電電力量などが世界合計と主要国別に掲載されています。(詳細は文末注に記載)
【第18回講座】エネルギーデータベースの比較:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル
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【第3回】「2050年カーボンニュートラル」ってどんな世界?
【第18回】エネルギーデータベースの比較(当ページ)