その他  エネルギー・環境  2025.07.22

【第12回講座】道路輸送のエネルギー消費はEVで激変?:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル

エネルギー政策
中山 寿美枝

今回は、運輸部門のエネルギー消費に注目したいと思います。ここ数年、世界中でEVが急増しているというニュースを耳にすることが多くなりました。最新の報告書、国際エネルギー機関(IEA)が今年5月に発刊したGlobal EV Outlook 2025は、「2024年のEVの販売台数は1700万台を超え(図 1)、全ての車の販売台数の20%を超えた」、「2024年末のEVのストック合計は6000万台に到達した」と述べており、日本でもニュースになりました。

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1 世界のEV販売台数(IEA Global EV Outlook 2025


この昨今のEVの急増は、世界の運輸部門のエネルギー消費にどのような変化をもたらしているのでしょうか?それを、エネルギーデータの側面から見ていきたいと思います。


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【第12回講座】道路輸送のエネルギー消費はEVで激変?:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル


「講座:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル」リンク一覧(随時追加予定)

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【第2回】コロナ後のCO2排出量はどうなった?

【第3回】「2050年カーボンニュートラル」ってどんな世界?

【第4回】再エネだけがCO2フリー電力?(当ページ)

【第5回】エネルギーはどこで使われる?

【第6回】世界のエネルギー資源勢力図とその変化

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【第8回】カーボンニュートラルの世界(その2)

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【第10回】エネルギーの将来シナリオの変化

【第11回】ここまで開示が進んでいる国内の電力需給データ

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