今回は、運輸部門のエネルギー消費に注目したいと思います。ここ数年、世界中でEVが急増しているというニュースを耳にすることが多くなりました。最新の報告書、国際エネルギー機関(IEA)が今年5月に発刊したGlobal EV Outlook 2025は、「2024年のEVの販売台数は1700万台を超え(図 1)、全ての車の販売台数の20%を超えた」、「2024年末のEVのストック合計は6000万台に到達した」と述べており、日本でもニュースになりました。
図 1 世界のEV販売台数(IEA Global EV Outlook 2025)
この昨今のEVの急増は、世界の運輸部門のエネルギー消費にどのような変化をもたらしているのでしょうか?それを、エネルギーデータの側面から見ていきたいと思います。
【第12回講座】道路輸送のエネルギー消費はEVで激変?:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル
「講座:データで学ぶエネルギーとカーボンニュートラル」リンク一覧(随時追加予定)
【第3回】「2050年カーボンニュートラル」ってどんな世界?
【第12回】道路輸送のエネルギー消費はEVで激変?(当ページ)