外交・安全保障グループ 公式ブログ

キヤノングローバル戦略研究所外交・安全保障グループの研究員が、リレー形式で世界の動きを紹介します。

  • 当サイト内の署名記事は、執筆者個人の責任で発表するものであり、キヤノングローバル戦略研究所としての見解を示すものではありません。
  • 当サイト内の記事を無断で転載することを禁じます。

2021年8月 アーカイブ

2021年8月31日(火)

外交・安保カレンダー (8月30-9月5日)

[ 2021年外交・安保カレンダー ]


31日、遂にアフガニスタンに駐留していた最後の米軍部隊を乗せた輸送機がカブール空港を離陸した。米国の20年間の「終わりなき戦争」がようやく終わった、と米国メディアは一斉に報じた。アフガニスタン撤退は戦略的には正しい決定だったが、残念ながら、戦術的には失敗である。筆者はより大きな悲劇すら覚悟… 全文を読む

2021年8月27日(金)

デュポン・サークル便り(8月27日)

[ デュポン・サークル便り ]


ワシントンは、先週から引き続きの猛暑が続いています。10月末のフルマラソンに参加するための私のトレーニングも、暑さと湿気に邪魔されて、なかなかはかどりません。日本の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今週ワシントンでは、引き続き、アフガニスタン情勢が関心を集め続けています。バイデン大統領は、… 全文を読む

2021年8月24日(火)

外交・安保カレンダー(8月23-29日)

[ 2021年外交・安保カレンダー ]


あっけないカブール陥落から一週間経ったが、米軍主導の空港脱出作戦をめぐる混乱は一層深刻化しているようだ。一方、筆者の海外出張後の二週間の「自主隔離」は今も続いている。自宅に籠り多くの報道や記事に目を通せるのは良いが、過去数日はさすがに不自由で、飽きてきた。こういうのを「自宅軟禁」というのか… 全文を読む

2021年8月23日(月)

デュポン・サークル便り(8月20日)

[ デュポン・サークル便り ]


ワシントンは、相変わらず、蒸し暑く、夕方になると雷雨に見舞われる日々が続いています。暑さに強いアメリカ人の友人も、さすがに、「早く秋が来ないかな」と口走り始めました。日本の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今週の最大の話題はなんといっても、アフガニスタンの国家崩壊です。バイデン政権による「… 全文を読む

2021年8月17日(火)

外交・安保カレンダー(8月16-22日 )

[ 2021年外交・安保カレンダー ]


昨夜は殆ど寝ていない。バイデン政権の米軍撤退宣言から4か月、遂にターリバーンによるカブール進攻が始まったからだ。進攻といっても事実上の無血入城、アフガニスタンの現職大統領は国外逃亡した。主のいなくなった大統領官邸ではターリバーン幹部が記念写真を撮っている。ショックではあったが、驚いたと言え… 全文を読む

2021年8月16日(月)

デュポン・サークル便り(8月13日)

[ デュポン・サークル便り ]


朝夕は秋の到来を思わせるようなお天気が連日続いた先週とは打って変わって、今週は再び、蒸し暑い「ワシントンの夏」が戻ってきました。連日「最高気温90℉台後半、体感温度100℉越え」に加え、スコールを思わせるような激しい雷雨。今週前半は、気候変動が今まで以上にリアルに感じらます。日本の皆さん、… 全文を読む

2021年8月11日(水)

外交・安保カレンダー (8月9-15日)

[ 2021年外交・安保カレンダー ]


17カ月振りの米国出張中、未明のワシントンでこの原稿を書いている。新型コロナワクチンは余っているのに、これを打とうとしない人々が何千万人もいる米国からみると、粛々と接種は進んでいるが、思うようにワクチンが打てない日本の方が、ずっとマトモに見えるから不思議である。数日前に米国の一日の新規感染… 全文を読む

2021年8月6日(金)

デュポン・サークル便り(8月6日)

[ デュポン・サークル便り ]


ワシントンDC近郊は、先週とは打って変わって湿度も低く、過ごしやすい日が続いています。朝夕などは、秋を思わせるお天気ですが、油断は禁物。来週は再び、蒸し暑い「ワシントンの夏」が戻ってきそうな予感です。日本も各地で35℃以上の猛暑が続いているようですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。今週… 全文を読む

2021年8月3日(火)

外交・安保カレンダー (8月2-8日)

[ 2021年外交・安保カレンダー ]


 東京五輪は始まったが、新型コロナのデルタ株も拡散し始めた。両者の因果関係は不明だが、今日本では何とも言えない興奮と不安が交錯している。そんな中、先週ロイド・オースチン米国防長官はシンガポール、ベトナム、フィリピン三国を訪問した。日本ではあまり大きく報じられなかったが、今回の歴訪の意義は決… 全文を読む