イベント開催報告  エネルギー・環境

CIGS 地球温暖化国際シンポジウム2016 「地球温暖化問題における原子力エネルギーの役割」

2016年2月5日(金) 13:00 ~ 18:00 開催
会場:フクラシア東京ステーション H会議室 東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル5F

 2015年12月にパリで開催されたCOP21において、歴史的な合意である「パリ協定」が採択され、気温上昇を産業革命前より2℃未満に抑えるために、すべての国が参加し、自主行動により今世紀後半に実質ゼロ排出を実現するとの法的拘束力のある長期目標が設定されました。先般のIPCC第5次評価報告書にまとめられた数多くの長期エネルギー需給見通し試算には、この目標を達成するために、原子力が不可欠な技術であります。
 我が国は現在、世界の長期削減目標との整合性をとりながら、提出した2030年の削減目標を実現する計画を策定しています。福島第一事故から5年たち、原発再稼働の実現、軽水炉システム安全設計の再構築、エネルギー基本計画における原子力の位置付けと開発の方向性、また2030年までの長期エネルギー需給見通しにおける原子力の役割などの現状を踏まえて、我が国が温室効果ガス排出量低減方策のモデルを世界に示すため、新たな原子力開発について議論を行いました。

プログラム(PDF:516KB)

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開会挨拶

  • 理事長 福井 俊彦 
    キヤノングローバル戦略研究所 理事長
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趣旨説明

  • 段 烽軍
    キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員
    「地球温暖化抑制と原子力」
    発表資料(PDF:1127KB)
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講演

  • 松井 一秋
    一般財団法人 エネルギー総合工学研究所 研究顧問
    「次世代原子力技術の概観について」
    発表資料(PDF:1528KB)
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  • Christina Back
    米国 General Atomics社
    「環境問題に対するガス冷却炉EM2の役割」
    発表資料(PDF:1923KB)
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  • 飯田 式彦
    株式会社 イーツーエム
    「高速炉の役割‐温暖化抑制、廃棄物処理、エネルギー構造転換」
    発表資料(PDF:5578KB)
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  • 木下 幹康
    東京大学 人工物工学研究センター 客員研究員
    「液体燃料と溶融塩炉の役割‐バックエンド処理とトリウム資源活用」
    発表資料(PDF:3028KB)
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  • 段 烽軍
    キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員
    「高温ガス炉の活用による2050年80%削減シナリオ解析」
    発表資料(PDF:1146KB)
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ラウンドテーブルディスカッション

  • 【モデレーター】
    段 烽軍
    キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員

    【ディスカッサント】
    松尾 雄司
    一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 研究主幹
    中西 宏典
    内閣府大臣官房審議官 (科学技術・イノベーション担当)
    氏田 博士
    キヤノングローバル戦略研究所 上席研究員
    発表資料(PDF:985KB)
    岡本 孝司
    東京大学 大学院工学系研究科 原子力国際専攻 教授
    発表資料(PDF:567KB)
    國富 一彦
    日本原子力開発機構 高温ガス炉水素・熱利用研究センター センター長
    発表資料(PDF:2522KB)
    日下 一正
    キヤノングローバル戦略研究所 アドバイザー
    講演者4名
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    (左から、松尾氏、中西氏、氏田氏)
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    (左から、岡本氏、國富氏、日下氏)