イベント開催報告 エネルギー・環境
以前紹介したように、2024年12月4日、京都市立西京高等学校附属中学校の中学生が、企業・大学訪問の取り組みの一環として堅田元喜主任研究員を訪問し、農業と地球環境を題材に意見交換しました。
そのフィードバックとして、2025年3月、同校の教職員の皆様から、あらためて取り組みの説明とお礼状が届きました。
同校によると、「未来社会で活躍するグローバルリーダーの育成を教育理念とし、創造性・責任感・多様性を伸長させるべく、総合的な学習の時間等を活用したキャリア教育を推進している。研修旅行ではその一環として、未来社会で幸せをつかみ取るために、自分たちが考える理想の未来を実現する方法を探るというミッションを課し、仮説検証型のフィールドワークを取り入れている。各班は、自分たちが興味・関心をもった様々な分野・観点から理想の未来に関しての仮説を立て、本やインターネットでは得られない多様な知見を求めて、企業・大学訪問に臨んだ」とのことでした。
生徒たちからも、お礼の手紙とともに完成させた最終レポートが届きました。訪問時には、最も脅威となる問題として気候変動による食糧危機を挙げていましたが、最終レポートでは下記のような考察がなされていました:
手紙には、「一番印象に残っていることは、堅田様から伺った「データの見方」についてです。私たちは、テレビやSNSでよく言われているからというだけの理由で地球温暖化は農業に悪影響を与えると考えていました。しかし実際には、地球温暖化の進行によって影響がほとんど出ていないことが分かったり、気温の上昇はヒートアイランド現象によるものである可能性に思考が及んだり、学びが多くありました。そして、そういった学びを生かし、今回の提案をより深めることができました」とありました。
堅田主任研究員は、「研修当日、生徒たちに訪問理由を聞くと、江戸東京野菜に関する一連の記事(【研究ノート(1)、(2)、(3))がわかりやすかったとのことだったので、著書を紹介しました。様々な情報を見ながら、農業を取り巻く問題が地球温暖化に限らないこと、地球温暖化という現象への理解は決して完璧ではないこと、さらには「データの見方」の大切さについても理解してくれたようで、大変嬉しく思いました」との感想でした。
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