イベント開催報告  エネルギー・環境

CIGS 地球温暖化に関する日中専門家交流ワークショップ

2017年6月1日(木) 13:30 ~ 17:15 開催
会場:キヤノングローバル戦略研究所 会議室3

開催趣旨

 2015年COP21で合意されたパリ協定は、京都議定書に代わる新しい温暖化対策の枠組みであり、主要温室効果ガス排出国や途上国を含む多くの国が参加し、今後の温暖化対策の方向性を形作るものである。この枠組みの下で各国は、低炭素社会の構築に向けて、イノベーションを加速し、同時に効果的な国際協力のあり方について模索を始めたところである。エネルギー消費や地球温暖化ガス排出量の観点から見ると、中国はこのいずれでも世界第一位の位置を占め、日本も世界の主要国と位置づけられる。両国の経済関係は緊密で、特に多くの日本企業が中国に投資しビジネスを行っている関係にある。このことが、広範で強固な協力関係が求められる所以である。

 本ワークショップは、日中両国のエネルギー政策、地球温暖化対策やイノベーションの専門家が集まり、両国のエネルギーミックス、関連するビジョンや政策、イノベーションのあり方などについて議論し、今後のこの分野における日中協力のあり方等について検討することを目的とする。


プログラムPDF:144KB

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主催者挨拶

  • 福井 俊彦
    キヤノングローバル戦略研究所 理事長
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趣旨説明

基調講演

  • 何 建坤
    清華大学 教授、 国家気候変動対策専門家委員会 副主任
    「中国の低炭素発展の現状と対策」
    発表資料PDF:690KB
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    黒木 昭弘
    エネルギー経済研究所 常務理事
    「日本の気候変動対策と国際協力」
    発表資料PDF:1.99MB
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ラウンドテーブル・ディスカッション

  • 【モデレーター】

    何 建坤
    芳川 恒志
  • トピック1:将来のエネルギーミックスと地球温暖化対策

    王 宇
    清華大学 准教授
    「中国の再生可能エネルギーと電力」
    発表資料PDF:855KB
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    周 剣
    清華大学 准教授
    「中国の炭素市場」
    発表資料PDF:1.64MB
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    段 烽軍
    キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員
    「日本の長期エネルギー構成」
    発表資料PDF:1.66MB
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    【ディスカッサント】

    藤井 康正
    東京大学 教授
    「日本の電力システムにおける再生可能エネルギー」
    発表資料PDF:3.66MB
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    劉 濱近
    清華大学 准教授
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  • トピック2:エネルギー・地球温暖化分野のイノベーション

    趙 燕来
    清華ホールディング 副総裁
    「中国のエネルギー技術イノベーションと産業化」
    発表資料PDF:1.01MB
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    杉山 大志
    キヤノングローバル戦略研究所 上席研究員
    「日本のエネルギーイノベーション戦略と産業界の動き」
    発表資料PDF:5.60MB
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    【ディスカッサント】

    杉山 昌広
    東京大学 講師
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    周 立業
    清華ホールディング 総裁
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