イベント開催報告 国際交流
現在、世界中で人とロボットとの協働作業が工場・倉庫といった領域を超え、一般事業所・農業・建設・運輸の現場、更には教育・医療・介護・警察の現場、そして国土防衛の分野にまで広がりつつある。こうした中、日本のロボティックスが現在の産業分野を起点として、将来、いかなる形で、経済全体、さらには社会全体へと広がりをみせてゆくのか。この問題に関して、産官学で活躍する優れた専門家を招き、去る6月2日、公開セミナーとして参加者と共に考える機会を設けた。
弊研究所でロボットに関する公開イベントは今回で5回目となる。世界の経済社会的厚生を高めるロボット、人と共に社会を形作るロボットを議論するイベントを今後も続けてゆきたい。
尚、6月2日のプログラム及び講演者の発表内容は下に記した通りである。
プログラム (講師)
14:30: | 開場、登録 |
15:00-15:10 | 開会の辞 |
キヤノングローバル戦略研究所 理事長 福井 俊彦 | |
15:10-15:15: | イントロダクション: 会合の議題解説 |
キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹 栗原 潤 | |
15:15-15:30: | 「ロボットの社会実装: 将来と課題」 |
東京大学名誉教授、高等研究所東京カレッジ 特任教授 淺間 一 | |
15:30-15:45: | 「日本の標準化戦略: 世界基準を目指して」 |
日本規格協会 理事長 朝日 弘 | |
15:45-16:00: | 「今後のロボット政策について」 |
経済産業省 製造産業局 産業機械課 ロボット政策室 室長 石曽根 智昭 | |
16:00-16:10: | 「ウェルビーイングに向けた人機械協調技術」 |
産業技術総合研究所 研究戦略本部 ウェルビーイング実装研究センター | |
研究センター長 谷川 民生 | |
16:10-16:20: | 「人間計測・人間拡張でウェルビーイング経営を支援する」 |
産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 フェロー 持丸 正明 | |
16:20-16:30: | 「建設業におけるウェルビーイング重視の動き」 |
セーフティグローバル推進機構 理事 河田 孝志 | |
16:30-16:40: | 「世界のトレンド: ウェルビーイング重視社会と日本の対応」 |
東京理科大 大学院経営学研究科 教授 井上 悟志 | |
16:40-16:45: | 「世界のトレンドへのアカデミアの対応 - GISHW万博での大阪大学の取り組み-」 |
大阪大学 産業科学研究所 戦略室&新産業創成研究部門 特任教授 小倉 基次 | |
16:45-16:55: | 「大阪・関西万博での国際機関との協創と日本のリーダーシップ」 |
セーフティグローバル推進機構 理事 藤田 俊弘 | |
16:55-17:00: | 閉会の辞 |
キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹 栗原 潤 | |
17:00: | 閉会 |
栗原潤 研究主幹 イントロダクション |
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淺間一 教授 ロボットの社会実装:将来と課題 |
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朝日弘 氏 日本の標準化戦略: 世界基準を目指して |
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石曽根智昭 氏 今後のロボット政策について |
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谷川民生 氏 ウェルビーイングに向けた人機械協調技術 |
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持丸正明 教授 人間計測・人間拡張でウェルビーイング経営を支援する |
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河田孝志 氏 建設業におけるウェルビーイング重視の動き |
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井上悟志 教授 世界のトレンド: ウェルビーイング重視社会と日本の対応 |
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小倉基次 教授 世界のトレンドへのアカデミアの対応 |
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藤田俊弘 氏 大阪・関西万博での国際機関との協創と |