キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)は、2015年4月以降、「原子力と法研究会」において原子力と法を検討対象として活動してまいりました。これは本研究会の報告書です。
<目 次>
第1章 これまでの活動
第2章 原子力損害賠償制度の方向性
第1節 「事後救済から事前予防へ」「権利から人へ」
第2節 事後救済から事前予防へ:原子力損害賠償の目的
第3節 過失責任 対 無過失責任:原子力損害賠償の経済分析
第4節 権利から人へ:災害救助アプローチの可能性
第5節 災害救助としての仮払い制度
第3章 今後の展望
<第1章 これまでの活動>
Ⅰ 本研究会の目的
原子力と法研究会(以下「本研究会」という。)は、平成27年4月以降、原子力と法を検討対象として活動してきた(以下「本研究」という。)。
本研究会の目的は以下のとおりである。科学技術は人類に対して便益を提供するとともに、リスクを発生させた。このような科学技術の利用に伴うリスクは、いうまでもなく、現代社会にとって大きな問題となっているところ、この問題に対する対処・検討には様々な方法がある。本研究会は、この問題について、法的な検討、特に法制度の在り方という観点から検討を加えた。すなわち、科学技術の典型として原子力技術に着目し、原子力技術の利用に伴うリスクに関する法的諸問題を研究することにより、科学技術のリスクへの応用を試みた。・・・
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「CIGS 原子力と法研究会」 報告書(令和元年8月30日)
(PDF:807KB)
→ 原子力と法ワークショップのイベント開催報告はこちら
第6回 CIGS原子力と法ワークショップ 「平成30年原子力損害賠償法改正のポイント、今後の展望とその含意」
第5回 CIGS 原子力と法ワークショップ 「リスク認知と原子力発電所の差止め」
第4回 CIGS 原子力と法ワークショップ 「海外から見た日本の原子力政策 ―福島事故後の日本の国際貢献に向けて―」
第3回 CIGS 原子力と法ワークショップ 「原子力損害賠償の経済分析 風評被害の経済分析と法」
第2回 CIGS 原子力と法ワークショップ 「原子力のリスクと法」
第1回 CIGS 原子力と法ワークショップ 「原子力を巡る最近の国際潮流」