イベント開催報告 エネルギー・環境
2021年4月2日(金)
開催
開催趣旨
2021年3月に刊行した著書「地球温暖化のファクトフルネス」の内容を中心に講演する。
全6回
地球温暖化に関する報道を見ていると、間違い、嘘、誇張がたいへんによく目につく。そしてその殆どは、簡単に入手できるデータで明瞭に否定できる。そのようなデータを分かり易く解説する。
観測データを見る限り、地球温暖化による被害は殆ど起きていないことが解る。報道では何か災害があると「温暖化の影響がある」等と結ばれることが多い。だが影響は量として把握しないと認識を誤る。実際には温暖化の影響は「ごく僅か」であり、「温暖化のせいではない」と言った方が正確なものばかりだ。
他方で、温暖化の被害の予測には、おどろおどろしいものが多くある。だが予測に用いる数値モデル計算には問題点が多い。政策決定に当たって、その計算結果を鵜呑みにするのは大変に危険である。実際のところ、過去になされた不吉な予測は外れ続けてきた。
残念ながら、地球温暖化に関する世論の現状は、煽情的で不合理である。本講演が理性的な対応をする為の一助になることを願っている。
CIGS 杉山大志研究主幹講演「地球温暖化のファクトフルネス」の動画はこちら(全6回)
① 観測データの統計-「災害の激甚化」はフェイク!
② 温暖化対策の費用対効果-CO2削減は割に合わない!
③ 世界の社会統計-世界は住みよくなっている 温暖化による破局の兆しなど無い
④ 温暖化予測-不確かで悪影響は誇張されている
⑤ グリーン成長?-CO2ゼロは経済を破滅させる
⑥ グリーン・バブル-何が起きているか?いつどのように崩壊するか?
杉山研究主幹 | 講演資料 |
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