CIGS中国研究センター

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中ウルグアイ共同声明に台湾が抗議、中国の情報操作を批判(2026年2月)

2月3日、南米ウルグアイのヤマンドゥ・オルシ(Yamandú Orsi)大統領は北京で中国の国家主席習近平と会談した。会談後に発表された共同声明では、ウルグアイが「一つの中国」原則を堅持し、「中華人民共和国が中国を代表する唯一の合法政府であり、台湾は中国領土の不可分の一部」と承認する立場を改めて確認。さらに、「いかなる形の台湾独立にも反対する」との文言が盛り込まれた。

これに対し、台湾の外交部は翌4日、中国が国際社会において台湾の主権を矮小化する言説を繰り返しているとして、厳重な抗議と強い非難を表明した。同時に、ウルグアイ政府が中国側の政治的立場に同調したことについても「強い遺憾」を示し、到底受け入れられないとの姿勢を明確にした。

外交部は改めて、「中華民国台湾は主権独立国家であり、中華人民共和国とは相互に隷属しない関係にある」と強調。中国がこれまで台湾を統治した事実はなく、台湾の主権を歪曲するいかなるナラティブも受け入れられないと断じた。

さらに中国について、圧力や利益供与、さらには情報操作を通じて国際社会における影響力を拡大し、虚偽情報を繰り返し流布していると批判。こうした行為は国際秩序や地域の平和に対する挑戦であるだけでなく、他国の内政に対する権威主義的な干渉の表れであり、各国が直視すべき問題だと指摘した。

その上で、ウルグアイに対し、中国の対外戦略の実態と意図を冷静に見極めるよう呼びかけるとともに、事実を歪め地域の安定を損なう言説に同調しないよう求めた。民主主義や法の支配といった価値を共有するパートナーとの実務的かつ開かれた協力を通じて、国際社会の安定と繁栄に寄与すべきだとの立場を示した。

最後に外交部は、台湾の主権は全ての台湾人民に帰属し、その将来は台湾の人々のみが決定できるとの原則を改めて強調した。台湾は今後も国際社会における「善良な力」として、自由と民主の価値を守りながら、志を同じくする国々との連携を強化し、主権の堅持と権威主義の拡張抑止に取り組んでいくと結んだ。

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