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アメリカ政治のリフレーミングとシリコンバレーから見た今後の行方

2024年のアメリカ大統領選挙戦は激動の選挙戦となった。

まさかの民主党大統領候補の交代、共和党大統領候補に対する暗殺未遂、最高裁判所のショッキングな判決。引き続きアメリカの分断を煽るトランプと、ハリスに変わったことで大きくストーリーを変えた民主党。いまだに2020年の選挙結果は不当だったという共和党候補の選挙戦略や、前代未聞の有罪34件の量刑言い渡しを控えた大統領候補をなお指示し続ける相当な数の国民と、これをアメリカ民主主義への大きな脅威だと考えて対立する有権者たち。中東が突然新たな紛争となり、アメリカの立ち位置を巡り新たな社会の分断の軸も浮き彫りになった。

シリコンバレーでは著名なベンチャーキャピタリストがトランプ支持を表立って発表して大きな波紋と反発を呼び、それに反発して800人以上のベンチャーキャピタル関係者がハリス支持の業界団体に署名した。そしてイーロン・マスクはトランプ集会で演説し、表現の自由を守って検閲に反対するもX(旧ツイッター)が中立なプラットフォームであるという主張に対する信ぴょう性が著しく低下した。

今回の講演では、あらためてアメリカ政治力学について、新たに浮き彫りになったアメリカの選挙制度の弱点や課題、想定外の選挙戦略や合衆国の本質的な分断に紹介する。シリコンバレーのバイデン政権、トランプ派との関係や、新政権に向けた期待と課題について模索する。


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