動画  エネルギー・環境

EUの炭素関税CBAMで貿易戦争に。制度の実態は? 日本への影響は?

EUは製造時にエネルギーを多く使用する製品に対して、炭素排出に比例した関税をかけるという制度(Carbon Border Adjustment Mechanism)の導入を決定しました。これによって、日本からの輸出にも課税されるのではないか、という懸念が報道されています。この制度CBAMの実態と今後の見通しについて、 手塚宏之 国際環境経済研究所 主席研究員に杉山大志 研究主幹がお話を伺います。2023年 6月14日収録)

講演資料はこちら → EUが導入する国境調整措置CBAMは機能するか(1.4MB)

出演者

手塚 宏之
手塚 宏之

国際環境経済研究所 主席研究員

1981年日本鋼管に入社。
現在JFEスチール(株)で地球環境問題担当専門主監(フェロー)として鉄鋼業界の環境、エネルギー問題に従事。
また経団連では環境安全委員会国際環境戦略WG座長として産業界全体の国際的な環境政策に取り組む。
世界鉄鋼協会(Worldsteel)環境委員長(19年6月まで)、OECDビジネス諮問委員会(BIAC)環境エネルギー委員会副委員長、TCFDコンソーシアム情報開示WG座長などを務める一方、さまざまな政府審議会等の委員を務め、産業、環境、金融分野など幅広い分野で活躍。東京大学工学部物理工学科卒業。
MITスローン経営大学院でMBA取得。