動画 エネルギー・環境
スマホに代表されるような技術のデジタル化が進み、また、電気自動車(EV)等によるグリーン化も推進されている。
いずれもレアメタルという鉱物資源が大量に必要になるが、そのサプライチェーンにおいて人権上の懸念が生じることがある。
コンゴではバッテリー材料のコバルトや金などの生産において、児童労働や紛争資金源となるといった課題が指摘されている。
その現状と今後の見通しについて、東京大学未来ビジョンセンターの華井和代特任講師に杉山大志研究主幹がお話を伺います。
(2023年 5月 8日収録)
講演資料はこちら → 紛争鉱物問題(5.3MB)
東京大学未来ビジョンセンター特任講師
筑波大学人文学類卒(歴史学)、同大学院教育研究科修士課程修了(教育学修士)。
成城学園中学校高等学校での教師を経て、東京大学公共政策大学院専門職学位課程修了(国際公共政策学修士)、同大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(国際協力学博士)。東京大学公共政策大学院特任助教を経て2018年4月より現職。コンゴの紛争資源問題と日本の消費者市民社会のつながりを研究。
2019年にNPO法人RITA-Congoを設立し、共同代表に就任。また、元高校教師の経験を生かして平和教育教材を開発・実践している。
主著は『資源問題の正義―コンゴの紛争資源問題と消費者の責任』(東信堂、2016年)