書籍紹介

インフレの時代 - 賃金・物価・金利のゆくえ

インフレの時代 - 賃金・物価・金利のゆくえ

渡辺 努 (著)
出版社 中央公論新社
ISBN 9784121028891
価格 1,320円(税込)
発行 2026年01月初版

渡辺 努

渡辺 努

Tsutomu Watanabe

研究主幹

[研究分野]
マクロ経済

概要

世界で先行していた物価の高騰=インフレーションが、日本でも2022年春から始まった。それまでの慢性デフレから一転したのはなぜか――。物価研究の第一人者がその謎を解く。物価高騰は私たちの生活を圧迫するが、同時に賃上げを達成すれば、市場は価格メカニズムを取り戻し、日本の経済は好循環で回り始める。どうすれば賃金を上げられるのか? 政策金利は、財政はどうなるのか? 直撃するインフレの実態に迫る。

目次

序 章 新たな時代の始まり

第1章 賃金・物価・金利の正常化
1 本章の論点
2 慢性デフレとは何だったのか
3 賃金・物価・金利の変化

コラム:日銀はなぜ2%のインフレを目指すのか

第2章 インフレは日本経済をどう変えるのか
1 本章の論点
2 価格メカニズムの正常化
3 実質為替レートの正常化
4 政府債務の正常化

第3章 インフレと日銀
1 本章の論点
2 インフレは一過性か
3 物価予測のミスを闇に葬った日銀とエコノミストたち
4 「基調的インフレ」とは何か

第4章 インフレと賃上げ
1  本章の論点
2 安いニッポンに賃上げと値上げの自粛は必要ない
3 最低賃金の引き上げはなぜ必要なのか
4 実質賃金改善のために労使は何をすべきか

第5章 インフレと財政
1 本章の論点
2 賃金と物価を上げるための財政支出をためらってはいけない 
3 インフレ率2%経済への移行で得られるインフレ税収
4 消費税減税で潤うのは買い手ではなく売り手なのか?

第6章 インフレの変動要因
1 本章の論点
2 令和の米騒動の原因は需要か供給か
3 黒田日銀総裁が語った70万字
4 パンデミックで迷走した物価統計

あとがき

図表出所一覧

初出一覧

参考文献