【著者】杉山 大志
出版社 電子書籍出版代行サービス
ISBN 978-4909679871
価格 本体2770円(税込み) 電子版 199円(税込み)
発行 2021年8月初版
杉山 大志
Taishi Sugiyama
研究主幹
菅政権は2020年末の発足後、CO2等を2030年までに46%減らし、2050年までにゼロにする、つまり「脱炭素する」、と宣言した。
そして「経済と環境を両立」させて「グリーン成長」によってこれを達成するとしている。
けれども、そんなきれいごとでは到底済まない。
脱炭素とは、安価な石油、天然ガス、石炭の使用を禁止するということだ。これを闇雲に進めると、
・日本経済は崩壊する(本書第I部)。
・先進国は自滅し、中国は世界における覇権の確立に大きく前進する(第II部)。
それにも関わらず、国民を駆り立てるべく、
・日本のメディアは「脱炭素は世界の潮流」としているが、これは嘘だ(第III部)。
脱炭素政策による経済的負担は、日本のあらゆる地域を襲い、国民の生活を破壊する。
政治家、企業、労働者、一般市民は、手遅れにならないよう、声を大にして、ただちに異議申し立てをすべきだ。
本書では、脱炭素の政治・経済について、36の項目ごとにポイントを図1枚と共に1ページでまとめ、解説を付した。忙しい方は、このポイントだけでも読んでほしい。
なお本書”脱炭素のファクトフルネス(アマゾン)”に加えて、
・”地球温暖化のファクトフルネス(アマゾン)”には、本書同様に図を多く用いて、脱炭素を正当化するような科学的知見など存在しないことを書いた。
・”「脱炭素」は嘘だらけ(産経新聞出版)”には、脱炭素の科学・政治・経済の全般にわたる解説を、図を用いずに平易に書いた。
併せてご覧いただければ幸いである。