【著者】杉山 大志
出版社 産経新聞出版
ISBN 978-4819113991
価格 1,540円+税
発行 2021年06月初版
杉山 大志
Taishi Sugiyama
研究主幹
小泉大臣!
問題はレジ袋ではなく中国です
【IPCCや日本政府の審議会で委員を務める著者があらゆる欺瞞を暴く】
◎「CO2ゼロ」は中国の超限戦
◎バイデン大統領はCO2を減らせない
◎脱炭素は国民経済を破壊する
◎気候危機はリベラルのプロパガンダ
◎危機を煽るNHKと環境白書
【櫻井よしこ氏大推薦】
米国の共和党支持者は温暖化危機説がフェイクであることをよく知っている。議会でもメディアでも観測データに基づいた合理的な議論がなされている。
しかし日本はそうなっていない。のみならず強固な利権がそこかしこにできてしまった。
省庁は各々の温暖化対策予算と権限を持っている。
その補助金に群がる企業がある。
研究者は政府予算を使って温暖化で災厄が起きるという「成果」を発表する。
メディアはそれをホラー話に仕立てて儲ける。
この帰結として日本の国力は危険なまでに損なわれつつある。
温暖化のファクトがこの一冊でわかる
【主な内容】
南沙人工島はパリ協定の代償/北京の指令で英国は大停電を起こす/送電網・配電網に接続される中国製品/グリーン投資とウイグル弾圧/「CO2ゼロ」コストは国家予算に匹敵/自治体「CO2ゼロ宣言」と補助金/石炭火力縮小、洋上風力推進、原発停止の値段/太陽光発電は高くつく/複合リスク対策には石炭火力/ドイツの風力発電がストップ/水素エネルギーは内外価格差がネック/気候非常事態はフェイクニュース/地球温暖化で人類は困らない/気温上昇予測は結果を見ながらパラメーターをいじっている/NHKのプロパガンダ「/気候危機」を煽る環境白書/防災白書も誇大報告/脱炭素は新興宗教/検閲された温暖化「懐疑論」/ソーシャルメディアの検閲
はじめに────CO2ゼロは亡国の歌だ
序 章 グリーンバブルは崩壊する
日本は梯子を外される/中国の高笑い/グリーン成長戦略の陥穽/地球温暖化という「物語」/物語共有のメカニズム/温暖化の科学的知見/米国共和党は温暖化対策を支持しない/米国の科学者とメディア/バイデン大統領はCO2を減らせない
第1章 「CO2ゼロ」は中国の超限戦だ
なぜ中国は温暖化対策で協力姿勢か
〝温暖化外交〟で中国に売られる人権と領土
「CO2ゼロ」政策が日本を脆弱にする
グリーン投資とウイグル弾圧
第2章 脱炭素は国民経済を破壊する
「2050年CO2ゼロ」のコスト
太陽光発電は高くつく
増加する再生可能エネルギーのコスト
輸入水素発電に経済性はあるのか
第3章 地球温暖化のファクト
気候非常事態はフェイクニュース
地球温暖化で人類は困らない
気候シミュレーションは問題だらけ
第4章 気候危機はリベラルのプロパガンダ
NHKのプロパガンダ
「気候危機」を煽る環境白書
科学をインターネット検閲
リベラルのフェイクと政治力
第5章 脱炭素との付き合い方
強靭な日本をつくる
温暖化対策の二つのシナリオ
日本企業のイノベーションのために
おわりに 人類は精神も家畜化したのか