編著 小林 慶一郎
分担執筆 松山 幸弘、小黒 一正 他
出版社 日本経済新聞出版社
ISBN 9784532357733
価格 本体2,000円+税
発行 2018年4月初版
小林 慶一郎
Keiichiro Kobayashi
研究主幹
松山 幸弘
Yukihiro Matsuyama
研究主幹
小黒 一正
Kazumasa Oguro
主任研究員
日本の財政運営が、このまま永続できる可能性は低い。政府債務は増加を受け、人口減少は本格化する。財政破綻が起きる可能性は、ゼロではない。
破綻が起きたとき、日本に何が起きるのか。そこから、どう社会制度を立て直すのか―。
政策を論じる者は、「最悪の事態」を想定することで、真の危機の回避を図る必要に迫られている。斯界の論客が、その「後」の日本を緻密に分析する。
○日本の債務はついに1,000兆円の大台を突破。いまや、財政破綻は「起きるか、起きないか」ではなく、「起きたらどうなるのか」「どう危機をしのぐのか」を考えるべき時に来ている。デフレが終わり、金利が上昇期を迎えれば、財政赤字問題が一気に悪化する懸念があるからだ。「財政破綻」が実際に起こったら日本経済は一体どうなるのか? どのような危機対応策をとるべきなのか。
○本書は、「財政危機時のトリアージ」、財政破綻後の「日本銀行の出口戦略」「公的医療と介護・福祉」「長期の財政再構築」「経済成長と新しい社会契約」といった重要課題を取り上げ、日本経済・財政の再生への道を探る。
○切迫した状況のもとで、国家の運営に支障を来さないように何をするのか、何を守り、どう再生するのか。政策の優先順位が厳しく問われるが、そのシナリオ分析は、財政破綻そのものを回避するための方策を考える上でもヒントを提供する。
○編著者の小林慶一郎氏はじめ、小黒一正(法政大学教授、財政・公共政策)、左三川郁子(日経センター主任研究員、金融政策論)、小林庸平(三菱UFJリサーチ&コンサルティング経済政策部主任研究員、公共経済学)、佐藤主光(一橋大学教授、財政)、松山幸弘(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、社会保障)、森田朗(津田塾大学教授、行政学)と、経済・財政・社会保障の専門家が執筆。
(日本経済新聞出版社ホームページより引用)