書籍紹介

慢性デフレ 真因の解明

慢性デフレ 真因の解明

編者 渡辺 努
出版社 日本経済新聞出版社
ISBN 9784532134662
価格 本体3,900円+税
発行 2016年9月初版

渡辺 努

渡辺 努

Tsutomu Watanabe

研究主幹

[研究分野]
マクロ経済

概要

 POSデータや賃金・価格のミクロデータなど新しいデータを活用し、具体的にどのような経路で「慢性デフレ」に至ったのかを第一級の経済学者たちが解明。「自然利子率の低下」と「デフレが続くという集団的思い込み」といった複合要因が絡み合い、デフレを長期化させてきたという仮説をもとに、長期停滞の主犯を探索。


 著者たちの開発した物価指数は「東大物価指数」などと言われ、ニュースでもよく取り上げられる。POS分析では「特売」や、新商品の減量による実質値上げがどのような効果をもたらしたか、など興味深い実証研究が行われている。


 それ以外にも、賃金抑制や為替レートの変動が、デフレにどれぐらい影響を与えてきたかなど興味深いデータが収録されている。



「日本経済新聞出版社 HP」より引用