書籍紹介

全論点 人口急減と自治体消滅

全論点 人口急減と自治体消滅

著者 宮家 邦彦、柏木 恵 他
出版社 時事通信社
ISBN 9784788713949
価格 本体 2,800円+税
発行 2015年2月初版

宮家 邦彦

宮家 邦彦

Kunihiko Miyake

理事・特別顧問

[研究分野]
外交・安全保障
柏木 恵

柏木 恵

Megumi Kashiwagi

研究主幹

[研究分野]
財政・社会保障

概要

 全国自治体の半数が消滅の危機に直面するという日本創成会議の増田レポートは日本社会に大きな衝撃を与えました。本書は「この1冊で人口急減における自治体の課題のすべてが分かる」ために刊行されました。


 第Ⅰ部の冒頭に増田寛也氏の講演を収録、そして消滅危機と名指しされた五つの市区町村をレポート、第Ⅱ部では、人口急減社会の論点として有識者32名が経済・財政、雇用、若者・女性・家族・子育て、統治システムの再編から安全保障問題に至るまで縦横に論じています。第Ⅲ部では、人口急減に取り組む知事・市町村長24名の提言や国の施策、第Ⅳ部では、人口減対策や魅力ある地域づくりに取り組む76自治体の実践例を掲載、そして第Ⅴ部では、元鳥取県知事で総務相も務めた慶應義塾大学の片山善博氏らの座談会を収録し、現時点で考えうる限りの問題点を網羅しました。


 第Ⅱ部で、キヤノングローバル戦略研究所の宮家邦彦研究主幹は、人口減少がもたらす安全保障の危機について執筆しました。柏木恵主任研究員は、人口減少社会における自治体の財源確保について執筆しました。