イベント開催報告 国際交流
2017年11月21日(火)
14:00
~ 16:00
開催
会場:一橋大学 一橋講堂 学術総合センター2階(東京都千代田区一ッ橋2-1-2)
プログラム: ProgramPDF:216KB
テーマ概要
米国ではトランプ政権が誕生し、政策運営の混迷が続いている。中国では習近平政権が第2期目に入り、長期の国家ビジョンを提示し、長期リスクに立ち向かおうとしている。
米中関係は北朝鮮問題と貿易摩擦問題を巡り、先行き不透明な状況にある一方、日米関係は表面上緊密な関係を保持しているように見える。この間、日中関係は徐々に改善の方向に向かいつつあるが、依然として不安要素が残っている。
足許の経済は各国とも比較的安定的に推移しているが、2020年以降を展望すれば、米国は貧富の格差拡大問題、中国は所得再分配問題に加えて、国有企業改革、地方財政など多くの難しい構造改革の実現が主要課題となっている。
こうした中長期展望を念頭に、中国経済の展望と課題、日中経済関係、日本がグローバル社会において果たすべき役割等について、論点を整理し、リスクの所在とそれに対する対応策を考え、中長期的な視点から政策提言を行いたい。
瀬口 清之 略歴
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹/アジアブリッジ(株)代表取締役
1982年東京大学経済学部卒業後、日本銀行入行。1991年4月より在中国日本国大使館経済部書記官、帰国後1995年6月より約9年間、経済界渉外を担当、2004年9月、米国ランド研究所にてInternational Visiting Fellowとして日米中3国間の政治・外交・経済関係について研究。2006年3月より北京事務所長。2009年3月末日本銀行退職後、同年4月よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹。2010年11月、アジアブリッジ(株)を設立。