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櫛田健児氏ワークショップ 「加速するAI:もうすぐそこに来ているディスラプション-トランプ政権下の社会ロジックを踏まえて日本のチャンスと課題を模索-」

2017年2月28日(火) 15:00 ~ 17:00 開催
会場:キヤノングローバル戦略研究所 会議室3

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(左から櫛田氏、栗原氏)

開催概要

題目:「加速するAI:もうすぐそこに来ているディスラプション-トランプ政権下の社会ロジックを踏まえて日本のチャンスと課題を模索-」
発表者:櫛田 健児(スタンフォード大学 アジア太平洋研究所 リサーチアソシエート、キヤノングローバル戦略研究所 International Research Fellow)
モデレーター:栗原 潤(キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹)

プログラム
ProgramPDF:292KB


発表資料
櫛田氏発表資料PDF:1,645KB
栗原氏発表資料PDF:132KB


発表要旨と質疑応答
発表要旨PDF:508KB
質疑応答PDF:350KB


発表概要
 人工知能(AI)の飛躍的な進歩で、自動化が可能な人間の活動領域が加速的に広がっている。AIは人類に多大なる影響を与える可能性を秘めているが、そうした時代はもうすぐそこまで来ていると言えよう。すなわちAIは所謂「シロモノ」となり、誰でも使えるようなツールとして提供される時を迎えるのだ。AIは豊富なコンピューティングパワーとデータをリソースとして発展するため、将来は如何なるデータを如何なる分野・場所から取り込むのかという点に関して市場競争が展開され、新たな価値創造の模索が進んでゆくと考えられる。AIと労働の関係の政治的要素、そしてロースキルな人材でハイスキルな仕事をこなせるようなIntelligence Augmentation(IA)など、様々な観点から、日米のAIの発展の可能性と産業、経済に与える影響を模索する。

櫛田健児氏紹介
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 【所属】
スタンフォード大学 アジア太平洋研究所 日本研究プログラム リサーチアソシエート
Stanford Silicon Valley - New Japan Project プロジェクトリーダー
キヤノングローバル戦略研究所 International Research Fellow
Research Affiliate, Berkeley Roundtable on the International Economy

 【略歴】
東京のインターナショナルスクールを経てスタンフォード大学で経済学と東アジア研究を専攻、カリフォルニア大学バークレーで政治学博士を修得後、現職に就く。
2001年6月 スタンフォード大学:経済学部、東アジア研究学部卒業(学士)
2003年6月 スタンフォード大学:東アジア研究部、修士課程修了(修士)
2010年8月 カリフォルニア大学バークレー:政治学部、博士課程修了(博士)
情報通信やクラウド、政治経済分析を中心に研究。

 【著書】
日本向けの一般書は『バイカルチャーと日本人―英語力プラスαを探る』(中公新書ラクレ)、『インターナショナルスクールの世界』(扶桑社、キンドル電子書籍)、『シリコンバレー発 アルゴリズム革命の衝撃』(朝日新聞出版、キンドル電子書籍)など。