イベント開催報告 国際交流
2016年11月29日(火)
15:00
~ 17:00
開催
会場:一橋大学 一橋講堂 学術総合センター2階(東京都千代田区一ッ橋2-1-2)
プログラム: ProgramPDF:224KB
テーマ概要
2017年は米国で新政権が誕生し、中国では習近平政権が第2期に入る。安倍政権が3期9年まで延長されれば、日米中3国の2020年までの政権基盤が固まることになる。
2020年までを展望すれば、経済面では中国の構造改革推進と13次5か年計画期間中の成長率目標6.5%の達成、日本の物価上昇率2%超え・ゼロ金利からの脱却・消費税引き上げ、米国経済の長期停滞からの脱出などが各国の主要目標となる。
一方、外交・安全保障面では北朝鮮リスク(韓国・日本へのミサイル攻撃)、南シナ海および東シナ海の緊張関係(中国のナショナリズムの高まり)、米国新政権の外交方針(内向き化・保護主義化リスク)などが主要な注目点である。
こうした中長期展望を念頭に、中国経済の行方、日中経済関係のあるべき姿、日本がグローバル社会において果たすべき役割等について、論点を整理し、リスクの所在とそれに対する対応策を考え、中長期的な視点から政策提言を行いたい。
瀬口 清之 略歴
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹/アジアブリッジ(株)代表取締役 1982年東京大学経済学部卒業後、日本銀行入行。1991年4月より在中国日本国大使館経済部書記官、帰国後1995年6月より約9年間、経済界渉外を担当、2004年9月、米国ランド研究所にてInternational Visiting Fellowとして日米中3国間の政治・外交・経済関係について研究。2006年3月より北京事務所長。2009年3月末日本銀行退職後、同年4月よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹、杉並師範館塾長補佐(2011年3月閉塾)。2010年11月、アジアブリッジ(株)を設立。