イベント開催報告 エネルギー・環境
2016年9月30日(金)
15:30
~ 17:00
開催
会場:キヤノングローバル戦略研究所 会議室3
開催概要
題目:「気候政策としてのエネルギー技術イノベーション」
発表者:杉山 昌広 (東京大学政策ビジョン研究センター 講師)
モデレーター:芳川 恒志 (キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹)
開催趣旨
気候変動問題はエネルギー問題の表裏の関係にあり、エネルギー技術のイノベーションは(長期的な)地球温暖化対策にとって必須である。
海外ではエネルギー技術のイノベーションは一つの確立された研究分野になったが、日本における研究は限定的である。本発表では海外の文献をレビューすると同時に、米国におけるARPA-Eや、COP21で発表された国際的なイノベーションの取り組みMission Innovationなど最近の取り組みを俯瞰する。その上で、日本におけるイノベーションの課題(特にクリーンテック・ベンチャーの立ち遅れまたはガラパゴス化)について議論する。
プログラム
ProgramPDF:278KB
発表資料(英語)
杉山昌広氏発表資料PDF:223KB (引用されたグラフ・図等は削除されています)
発表者紹介
杉山 昌広
米国マサチューセッツ工科大学にてPh.D.(気候科学)および修士号(技術と政策)を取得。東京大学地球持続戦略研究イニシアティブ特任研究員、一般財団法人電力中央研究所社会経済研究所主任研究員を経て2014年より現職。主な著書に『気候工学入門--新たな温暖化対策ジオエンジニアリング』(日刊工業新聞社、2011年)、主な論考に
Sugiyama et al. (2016, Nature) "Five years on from Fukushima" がある。