
兼原研究主幹は、2026年6月3日に、フィリピンのThe 2026 Session of the Philippine International Law of the Sea Academy (PHILSEA)のために、“Territorial Sea, Contiguous Zone, and Innocent Passage”ついての講義をオンラインで実施しました。
講義は、公海制度とともに、海洋法上の二元制度の一つである領海制度について、その歴史的経緯から1982年国連海洋法条約に至る成立と発展を含めて、検討しました。その上で、講義は、外国船舶の無害通航権をとりあげて、詳細な説明をしました。フィリピンと日本が直面する海洋における緊張した状況に鑑みて、二つのケーススタディを展開しました。第一に、外国公船による領海での侵害行為への対処及び、外国公船が享受する免除による、沿岸国の対応措置への制限、第二に、いわゆる「不審船」事例。さらに、事項によって海域の法的地位を区別する海洋の機能的分割の一つとして、接続水域も説明しました。それは、地理的・物理的に海域の法的地位を区別する、場所的分割とは相違する海域制度です。
【関連する兼原研究主幹の著作】
The 2026 Session of the Philippine International Law of the Sea Academy (PHILSEA) における講義