レポート  財政・社会保障制度  2021.03.22

コロナ禍と医療イノベーションの国際比較⑤(各論:米国)

医療政策 米国 新型コロナウイルス

<目次>

1. はじめに

  • バイデン大統領が202174日をコロナ禍からの独立記念日にしようと国民を鼓舞
  • パンデミック対策の成否を左右する社会的要因で最大はリーダーの資質
  • 危機管理能力の欠如露呈を繰り返す霞ヶ関も対策失敗の社会的要因


2. 米国の医療制度の基礎データ

  • 2018年における医療費の名目GDP比は17.7
  • 米国では医療費増加が経済成長を阻害していない
  • 医療の雇用者数は製造業全体を上回る

3. コロナ禍で医療イノベーションを牽引するIHN

  • ジョンズホプキンス大学から学ぶ世界標準の医学部ビジネスモデル
  • ジョンズホプキンス大学と東京大学の財務比較
  • コロナ禍でも大躍進したUniversity of Pittsburgh Medical Center UPMC
  • 数千億円の現預金を保有するIHNでも高額医療機器を自由に買えない
  • 公立病院IHNには赤字の時に固定資産税率を引き上げる権限がある

4. デジタルヘルスを軸に加速する医療の変革

  • 米国病院協会がコロナ禍でのテレヘルス規制緩和の恒久化を強く支持
  • 保健省が急性期病院医療を在宅で行うことに踏み込んだ
  • アマゾンが在宅ケア推進ロビー団体設立に参加
  • 連邦政府が医療イノベーションを加速させる規制改革に着手

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コロナ禍と医療イノベーションの国際比較⑤(各論:米国)