<目次>
1.医療イノベーション研究の軌跡
- 1990年頃医療イノベーションは話題にならず
- 日本はエイズパンデミックを阻止できた唯一の国
- 医療イノベーションの胎動を直感
- 米国のIHNの本格調査を開始
- カイザーとセンタラの医療IT投資戦略会議に参加
- 民間病院事務長として医療経営の現場を体験
- 医療イノベーション研究対象を日米以外にも拡大
- 日本は世界の反面教師で茹でガエル
2.初期の医療IT投資からデジタルヘルスに至るプロセス
- デジタルヘルスの定義
- テクノロジーそれ自体は何も価値を生み出さない
- 全体最適のためには医療機関と保険者の連結が不可欠
- ITベンダーにプラットフォーム機能を託すことはできない
- 日本のAI医療活用計画は目標が小さい
3.世界最先端を駆けるカイザーの組織カルチャー
- 米国の急性期病院のほぼ全てがIHNなどのグループに参加
- IHNの類型
- カイザーは全体最適の意思決定をする組織の理想型
- デジタルヘルス実現には正しい政治的選択が不可欠
4.コロナ禍で鮮明になった日本の医療制度の欠陥と解決策
- 単位人口あたり感染者数が米国の30分の1以下で医療崩壊
- 医療崩壊の元凶はコロナ医療と通常医療の混在
- 民間病院にコロナ患者受け入れ要請は的外れ
- 必要な法改正は完了している
- 日本版IHNを非課税永久債で構築する