レポート  財政・社会保障制度  2021.01.12

コロナ禍と医療イノベーションの国際比較①(総論)

医療政策 新型コロナウイルス

<目次>

1.医療イノベーション研究の軌跡

  • 1990年頃医療イノベーションは話題にならず
  • 日本はエイズパンデミックを阻止できた唯一の国
  • 医療イノベーションの胎動を直感
  • 米国のIHNの本格調査を開始
  • カイザーとセンタラの医療IT投資戦略会議に参加
  • 民間病院事務長として医療経営の現場を体験
  • 医療イノベーション研究対象を日米以外にも拡大
  • 日本は世界の反面教師で茹でガエル

2.初期の医療IT投資からデジタルヘルスに至るプロセス

  • デジタルヘルスの定義
  • テクノロジーそれ自体は何も価値を生み出さない
  • 全体最適のためには医療機関と保険者の連結が不可欠
  • ITベンダーにプラットフォーム機能を託すことはできない
  • 日本のAI医療活用計画は目標が小さい

3.世界最先端を駆けるカイザーの組織カルチャー

  • 米国の急性期病院のほぼ全てがIHNなどのグループに参加
  • IHNの類型
  • カイザーは全体最適の意思決定をする組織の理想型
  • デジタルヘルス実現には正しい政治的選択が不可欠

4.コロナ禍で鮮明になった日本の医療制度の欠陥と解決策

  • 単位人口あたり感染者数が米国の30分の1以下で医療崩壊
  • 医療崩壊の元凶はコロナ医療と通常医療の混在
  • 民間病院にコロナ患者受け入れ要請は的外れ
  • 必要な法改正は完了している
  • 日本版IHNを非課税永久債で構築する

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コロナ禍と医療イノベーションの国際比較①(総論)