メディア掲載  エネルギー・環境  2020.11.05

地球温暖化のファクトフルネス:シロクマは絶滅の危機か?

アゴラ(2020年10月29日)に掲載

エネルギー・環境

地球温暖化に関する報道を見ていると、間違い、嘘、誇張がたいへんによく目につく。そしてその殆どは、簡単に入手できるデータで明瞭に否定できる。

例えば、シロクマは地球温暖化で絶滅する、と言われてきたが、じつは増えている。過去は狩猟の対象だったところ、保護されるようになったからだ。

図 シロクマの頭数。単位は1000頭

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こういったデータを分かり易く地球温暖化ファクトシートとして17項目にまとめた。まだアゴラで紹介していないものも多くあるので、ぜひご覧頂きたい。

  1. 台風は増えていない
  2. 台風は強くなっていない
  3. 超強力な台風は来なくなった
  4. 温暖化は30年間で僅か2
  5. 猛暑は温暖化のせいではない
  6. 短時間の豪雨は温暖化のせいではない
  7. 豪雨は温暖化のせいではない
  8. 再生可能エネルギーの大量導入で豪雨は3ミクロンも減らなかった
  9. 2050年CO2ゼロでも気温は01℃も下がらず、豪雨は1ミリも減らない
  10. 温暖化で死亡リスクは減少する
  11. 東京は3℃上昇したが繁栄している
  12. 山火事は温暖化のせいではない
  13. 海面上昇は僅かでゆっくりだった
  14. シロクマは増えている
  15. 砂浜の消失は温暖化のせいではない
  16. サンゴ礁は海面上昇で沈まない
  17. エゾシカの獣害は温暖化のせいではない

観測データを見る限り、地球温暖化による被害は殆ど起きていない。

報道では何か災害があるたびに「温暖化の影響がある」と結ばれることが多い。

だが影響は量として把握しないと認識を誤る。定量的には温暖化の影響は「ごく僅か」であり、「温暖化のせいではない」と言った方が正確なものばかりだ。