1. エネルギーを利用する技術の進歩
エネルギーを利用するにはかならず何らかの機器を使うことになる。このとき、その機器の善し悪しによって、同じエネルギーから得られるサービスの量は随分と変わる。
薪を拾って、それを集めて燃やすと、肉を焼くことができる。人類は、始めはそうしていたけれど、やがて薪をいったんカマドの中に入れて、空気をあまり入れないようにして焼き、炭を作るようになった。更に、炭は単に燃やすのではなく、七輪コンロの中で使うと、 少しの炭でも効率良く使って、長い時間にわたり調理に利用出来るようになった。
このように、機器が進歩するにつれて、少ないエネルギーで一定の目的を果たす(=サービスを提供する)ことが出来るようになる。・・・