メディア掲載 グローバルエコノミー 2015.09.08
今年は消費者物価指数(CPI)の5年に一度の基準改定年にあたる。CPIは現在、2010年=100としている。この基準時点を15年に切り替える作業が進んでおり、来年8月末の公表値から新基準が適用される。併せて統計のオーバーホールもある。一つは対象商品の見直しで、600弱の品目の中から廃れた商品(お子様ランチなど32品目)を外し、新たな商品(コンビニのセルフ方式コーヒーなど33品目)を組み込む。
今年のオーバーホールの目玉は、家賃の計測手法の見直しである。6月末に開催された統計委員会では、家賃の品質調整をすべきだと日銀が提案した。・・・
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日本経済新聞 「経済教室」2015年8月26日掲載