論文 外交・安全保障 2015.05.29
当研究所外交・安全保障グループは、米スティムソンセンター、豪国立大学と協力して「日米豪安全保障協力」プロジェクト(2014-15)を実施しました。このたび同プロジェクトの成果物として、米スティムソンセンターからUS-Japan-Australia Security Relations: Prospects and Challenges(邦題:日米豪安全保障関係:展望と課題)と題する政策レポートを出版しました。
日米豪の安全保障関係は、米国との二国間関係が主軸だったアジア太平洋地域に、新しい三か国関係(ミニラテラリズム)の台頭をもたらしています。日米・米豪それぞれの同盟関係の深化もさることながら、日豪の安全保障協力が急速に発展したことが、その推進力となっています。本書は、以上の背景を踏まえながら、日米豪安全保障関係が発展した理論的・実証的検討を行う一方で、具体的な政策テーマ(人道支援/災害救援、能力構築支援、防衛技術協力)を分析しています。
当研究所からは辰巳由紀主任研究員(兼スティムソンセンター主任研究員)が、同書の編集責任者及び "US-Japan-Australia Cooperation on Defense Equipment" (邦題:日米豪の防衛装備協力)の執筆者として、また神保謙主任研究員が"Japan-US-Australia Cooperation on Capacity Building in Southeast Asia" (邦題:日米豪の東南アジアにおける能力構築支援)の執筆者として参加しています。
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US-Japan-Australia Security Relations: Prospects and Challenges(邦題:日米豪安全保障関係:展望と課題)