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RFIDの国際動向と国際物流分野のRFID活用に関する一考察(第1回)
コラム 財政・社会保障制度 2009.11.26
RFIDの国際動向と国際物流分野のRFID活用に関する一考察(第1回)
月刊『自動認識』2009年11月号に「RFIDの国際動向と国際物流分野のRFID活用に関する一考察(第1回)」が掲載されました。
柏木 恵
研究主幹
はじめに
RFIDがビジネス、特にサプライチェーンを大きく変えると期待され、数年がたつ。わが国では、国家プロジェクトとして、「響プロジェクト」を立ち上げ、ひと月あたり1億個流通すれば、1個当たり5円となるRFIDの大量生産を可能とする技術は身につけた。世界的に見ても、年々、使用量は増えているとはいえ、まだ爆発的なところまでは至っていないのが現状である。RFIDは自動認識ツールの一つであり、使い方や組み合わせ次第では、いくらでもビジネスや生活に貢献する可能性がある。そして、その可能性は、潜在的なアイデアはあるけれどもRFIDを知らない企業や個人と、RFID製造業者および国家とのコラボレーションから生まれると筆者は考える。
そこで、本稿では、わが国および諸外国のRFIDの動向と事例を紹介し、今後ビジネス社会でどのように拡大していけるか、特にこのグローバル化の流れの中で、RFIDを用いたサプライチェーンがどこまで可能か、その際にわが国はどういうスタンスで臨むべきかについかについて考えてみたい 。
第1回目の本稿は、RFIDの市場動向と、RFIDに関連する国および国際機関の位置づけ、最後にわが国の取り組みについて概観する。
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RFIDの国際動向と国際物流分野のRFID活用に関する一考察(第1回)
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