コラム  国際交流  2009.06.15

「ケンブリッジ・ガゼット:グローバル戦略編」第2号(2009年6月)

小誌は大量の資料を網羅的かつ詳細に報告するものではない。ハーバードにいる一研究者である筆者が接した情報や文献を①マクロ経済、②資源・エネルギー、環境、③外交・安全保障の分野に関し整理したものである。紙面や時間の制約に加えて筆者の限られた能力という問題は有るが、小誌が少しでも役立つことを心から願っている。

イングランド銀行のジョン・ギィーヴ前副総裁がシニア・フェローとして滞在されている。筆者は多忙なギィーヴ卿(英語ではSir Johnだが)と2人で語り合う機会をケンブリッジで得た幸運を喜び、アカロフ教授とシラー教授による近著(Animal Spirit, Princeton University Press, Feb.)や日英の経済情勢等に関して対話を楽しんでいる。また先の4月15日には環境問題担当科学技術顧問としてホワイトハウスで働くジョン・ホルドレン本校教授が久しぶりに戻って来られた。そして米国を訪れた中国科学技術省(MOST)の曹健林副大臣と今後の米中協力関係に関して意見を交した。・・・・

 

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「ケンブリッジ・ガゼット:グローバル戦略編」第2号(2009年6月)