動画 エネルギー・環境
開催趣旨
地球温暖化に伴う長期の地上気温の上昇率(地球温暖化量)を正しく評価するこ とは、簡単なようで難しい。気温観測では、観測環境のほか統計方法などが時代 とともに変化してきたからだ。
本セミナーでは、気温観測の基礎である地表面に近い大気の科学と地球環境問題 との関係、そして「正しく知ることの大切さ」を解説する。
堅田元喜主任研究員の進行の下、東北大学名誉教授 近藤純正氏が講演した。
講演資料
地球温暖化観測所設立を目指して<前編>.pdf(853KB)
理学博士 東北大学名誉教授
高知県出身。1962年東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻修了(理学博士)、同年東北大学理学部技官を経て助手。科学技術庁国立防災科学技術センター(現在の文部科学省国立防災科学技術研究所)研究室長、東北大学理学部助教授を経て1979年同大学教授。1997年に東北大学名誉教授となり、現在に至る。詳細は近藤純正ホームページを参照。
主要著書「地表面に近い大気」(1981年、共著、東京大学出版会)、「大気境界層の科学」(1982年、東京堂出版)、「身近な気象の科学ー熱エネルギーの流れー」(1987年、東京大学出版会)、「水環境の気象学ー地表面の水収支・熱収支」(1994年、編著、朝倉書店)、「地表面に近い大気の科学ー理解と応用ー」(2000年、東京大学出版会)