はじめに… …………………………………………………………………………………………… 1

ルール志向の国際経済システム形成研究会座長・早稲田大学名誉教授　浦田秀次郎

座談会　崖っぷちに立つ「ルール志向の経済システム」
　　　　「ルール志向の国際経済システムの構築」に向けた提言の必要性………… 6

早稲田大学名誉教授　浦田秀次郎
上智大学法学部教授・独立行政法人経済産業研究所ファカルティフェロー　川瀬剛志
上智大学総合グローバル学部教授　前嶋和弘
一般財団法人国際経済交流財団会長　豊田正和

序　章　本提言の問題意識　

――日本が目指すべき「ルール志向の国際経済システム」……………………31

早稲田大学名誉教授　浦田秀次郎
一般財団法人国際経済交流財団会長　豊田正和

第1章　WTO上級委員会問題の現状と解決の在り方… ………………………39

ベーカー＆マッケンジー法律事務所弁護士　松本　泉

第2章　WTO再生のためのプランA、B、C………………………………………47

一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所研究主幹　山下一仁

第3章　経済効果分析とRTAの拡大… ………………………………………………63

政策研究大学院大学政策研究院教授　川﨑研一

第4章　中国とどう向き合うか　
　　　　――異なる体制間の規律づけによるグローバリズムの維持… ………………75

学習院大学経済学部教授　渡邉真理子

第5章　デジタル貿易における国際経済ルール形成… …………………………84

西村あさひ法律事務所弁護士　藤井康次郎
杏林大学総合政策学部准教授　三浦秀之

第6章　サイバー諜報による営業秘密の窃取にいかに対処するか　
　　　　――国際法の観点からの考察… ……………………………………………………98

長崎県立大学国際社会学部准教授　平見健太

第7章　ビジネスと人権に関する考察……………………………………………… 111

一般社団法人日本経済団体連合会統括主幹　森田清隆

第8章　USMCAにおける労働条項の動向とインド太平洋地域への影響…… 126

横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授　関根豪政

第9章　脱炭素と貿易の課題――炭素の国境調整措置を中心に………………… 138

一般財団法人日本エネルギー経済研究所環境ユニット研究主幹　柳　美樹

第10章　岐路に立つ多国間通商システム――日本の最良な選択とは……… 151

上智大学法学部教授・独立行政法人経済産業研究所ファカルティフェロー　川瀬剛志

第11章　ソフトローの場としてのAPEC………………………………………… 170

京都大学経済研究所特任教授　服部　崇

第12章　領土、大陸棚を巡る紛争の解決と国際法の役割… ……………… 180

防衛大学校総合安全保障研究科准教授　石井由梨佳

おわりに… ………………………………………………………………………………………… 193

一般財団法人国際経済交流財団会長　豊田正和

執筆者プロフィール　　196