書籍紹介

2025年、高齢者が難民になる日-ケア・コンパクトシティという選択-

2025年、高齢者が難民になる日-ケア・コンパクトシティという選択-

著者 小黒 一正
出版社 日本経済新聞出版社
ISBN 9784532263188
価格 本体870円+税
発行 2016年9月初版

小黒 一正

小黒 一正

Kazumasa Oguro

主任研究員

[研究分野]
マクロ経済

概要

 まもなく、団塊世代が後期高齢者となり、日本の社会保障、福祉の問題は大きな課題にぶちあたります。医療・介護はどうする、終の棲家をどう提供するのか、悪化しつづける財政問題をどう考えるのか......。
このままでは、住まいを確保できない、介護を満足に受けられない、死に場所すらない高齢者が大量発生してしまう恐れがあるのです。
 深刻化する問題を解決するためには、他人任せ、国任せにしてはいられません。地域レベル、住民レベルでの取り組みが重要になります。そこには、新しい街づくりの視点が必要になります。そして、その解決の一手となるケア・コンパクトシティとはどんなものなのでしょうか。
 財政、社会福祉、街づくりなど、多くの専門家がさまざまな視点から鋭く説き明かします。
人間は誰でも老います。どこで、どのように暮らしていきたいのか。本書は、すべての日本人にとって切実な問題について、新たな視点を与えてくれます。


「日経ブック&ビデオクラブ」より引用