イベント開催報告  エネルギー・環境

公開シンポジウム「森林で放射性セシウムはどう動いているのか?―研究者がわかりやすく解説します―」発表報告(堅田主任研究員)

2021年3月6日(土) 開催
会場:オンライン

エネルギー・環境

主催:森林立地学会、東京大学農学部アイソトープ農学教育研究施設、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所

キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)の堅田元喜主任研究員は202136日に開催された公開シンポジウム「森林で放射性セシウムはどう動いているのか?―研究者がわかりやすく解説します―」において、「大気から森に降り注いだ放射性セシウム」という題目でプレゼンテーションを行いました。

福島第一原発事故時に大気へと放出された放射性物質の放出・拡散・沈着過程に関する既往の知見を発表した。シミュレーションは役に立つが、あらゆる現象を完ぺきに予測することはできない。活用にあたっては専門家の養成も必要。モニタリングは正確だが、日本全国すべてをカバーすることはできない。険しい森には、どのくらいの雨が降ったのか?霧はどこで発生したのか?10年経った今でもわかっていない。どのような科学技術にも「不確実性」がある。このことを理解し、真の安心と安全とは何かを考える必要がある。

(堅田主任研究員の発表資料から抜粋)

発表資料や当日の質問への回答は森林⽴地学会ホームページより⼊⼿できます。

動画は森林立地学会のYoutubeチャンネルにリンクしております。





【公開シンポジウム『森林で放射性セシウムはどう動いているのか? ー研究者がわかりやすく解説しますー』】

0:00​ イントロダクション(概要説明)

8:15​ 大気から森に降り注いだ放射性セシウム

21:20​ 森の中・樹木の中の動き

34:10​ 土壌の中での動き

46:49​ 森からの放射性セシウムの流出

59:28​ キノコや山菜への取込

1:10:53​ 動植物への放射線影響

1:24:20​ 質問への回答(後日、オンライン上でも回答

1:39:56​ 総合討論

登壇者

登壇者

大橋 伸太

国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 主任研究員

眞中 卓也

国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 研究員

岩上 翔

国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 主任研究員

小松 雅史

国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 主任研究員

玉置 雅紀

国立研究開発法人国立環境研究所 福島支部(環境影響評価研究室) 室長

大久保 達弘

宇都宮大学農学研究科森林科学専攻 教授

モデレーター

橋本 昌司

国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 主任研究員 / 東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授