イベント開催報告 グローバルエコノミー
2018年5月9日(水)
開催
会場:Geneva, Switzerland
山下研究主幹は、2018年5月9日にスイス、ジュネーブで開催された "Rethinking Food and Agricultural Trade Negotiations: Identifying Options for Progress" と題する、国連食糧農業機関(FAO;Food and Agriculture Organization)および貿易と持続的発展のための国際センター(ICTSD;International Centre for Trade and Sustainable Development)共催のシンポジウムに、東京より電話で参加し、報告・質疑応答を行いました。
このシンポジウムの中で、山下研究主幹は、
①TPPなどの自由貿易協定の本質は"差別"であり、いったん脱退を表明したトランプ米国大統領が復帰への検討を表明しているように、TPPのようなメガFTAは参加国が拡大するドミノ効果があること、この点で山下研究主幹が提案した通り、米国抜きのTPP11は米国をTPPに復帰させる唯一の手段だったこと、
②国有企業や貿易と労働、環境などWTOに規律されていない分野を協定化したTPPが拡大していくと、それは将来WTOにより採用され、グローバルなルールになる可能性があること、
を強調しました。
Agenda(英語)
Agneda PDF:143KB
山下研究主幹 使用資料(英語)
"Agriculture will Save the Free Trade" PDF:1,843KB
山下研究主幹 発言参考資料(英語)
"Agriculture will Save the Free Trade" PDF:1,498KB