イベント開催報告 エネルギー・環境
2017年5月19日(金)
16:00
~ 17:30
開催
会場:キヤノングローバル戦略研究所 会議室3
開催概要
題目:「宇宙開発分野のイノベーションの現状と課題」
発表者:岩渕 泰晶(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発部門 主任)
モデレーター:芳川 恒志 (キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹)
開催趣旨
宇宙開発は、技術、システムの開発やこれらに伴ったさまざまな応用分野、需要の拡大、さらにはビジネスの開発が急速に進んでいる分野であり、グローバルな規模で激しい競争が行われている。また、この分野のイノベーション創出に向けたプロジェクトマネジメントやシステムズエンジニアリング等技術経営の知識体系や開発手法などは、欧米においては、行政、金融、教育など社会的なシステムにおいても広範に活用されるにいたっている。講演においては、このような宇宙開発の現状について、歴史的な背景も交えて論じるとともに、実際に生じている宇宙開発分野のイノベーションや課題について述べる。その際、宇宙開発とエネルギー・資源・地球温暖化等との関係についても言及することとしたい。
プログラム
ProgramPDF:306KB
発表資料
岩渕泰晶氏発表資料PDF:1,503KB
発表者紹介
岩渕 泰晶
平成4年、早稲田大学教育学部社会学科を卒業、同年、宇宙開発事業団(現国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA))に入社。JAXAでは国際協定や産学官連携を担当し、日本未導入であったバイドールアクト(知財活用法)の国内紹介、日本が最先端であった太陽電池のNASAへの輸出支援等を行う。平成13年、文部科学省に出向し、産学官連携と地域振興に従事し、日本版シリコンバレー創出事業等を担当。平成18年以降、JAXA技術経営部門にて、政府系でほぼ唯一となるプロジェクトマネジメント関連の規定等の制定、100件超のプロジェクトへの独立的なコスト/リスク評価を担当。平成26年以降、最先端ミッションのシステムデザインや男女共同参画等に従事。JAXA外での活動として、国際資格プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル、国際資格プロフェッショナル・コスト・エスティメイター/アナリストを保有。国際標準「コスト評価知識体系」を翻訳、出版。大学、学会、企業で講演等。