イベント開催報告  エネルギー・環境

CIGS International Symposium 「The Role of Innovation for Long-Term GHG Mitigation(長期の温室効果ガス削減に対するイノベーションの役割)」

2016年10月7日(金) 13:30 ~ 17:00 開催
会場:東京大学大学院 情報学環 福武ホール 地下2階 福武ラーニングシアター

開催趣旨

 昨年(2015年)12月のCOP21で合意されたパリ協定においては、産業革命以降の温度上昇を1.5度~2度以内に抑制し、今世紀後半の排出・吸収バランスを確保するとの目標が盛り込まれている。他方、パリ協定では、各国が自国の国情に合わせ、削減目標を持ち寄るボトムアップ形式をとっており、トップダウンの野心的な目標とボトムアップの目標設定が整合する可能性は極めて低い。この問題を収斂させるためには、これまでの技術の延長線上にない革新的技術を主要国において開発する体制を整備するとともに、かかる技術の開発に向けた国際協力を進めることが不可欠である。

 本シンポジウムは、長期的な温室効果ガス削減に向けたイノベーションの役割、各国においてエネルギー環境分野のイノベーションを促進するための政策環境の整備、革新的技術開発に向けた国際協力の可能性と課題等について欧米有識者を招き、意見交換を行うことを目的とするものである。


プログラムPDF:212KB

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開会挨拶

  • 福井 俊彦 
    キヤノングローバル戦略研究所 理事長
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基調講演

  • 有馬 純
    東京大学 公共政策大学院 教授
    「Role of Innovation in Long-Term GHG Emissions Reduction」
    発表資料(英語)PDF:1.6MB
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講演

  • Carlo Carraro
    Vice Chair, IPCC WG III and Co- Chair, GGKP
    University of Venice, FEEM and CMCC
    「The Role of Innovation for Long-term GHG Mitigation」
    発表資料(英語)PDF:1.4MB
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  • 茅 陽一
    公益財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE) 理事長
    「A Road toward Zero Emission Society」
    発表資料(英語)PDF:477KB
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  • Laura Diaz Anadon
    University Lecturer in Public Policy, Department of Politics and International Studies, University of Cambridge, UK
    「The Role of Domestic Policy in Energy Innovation」
    発表資料(英語)PDF:945KB
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  • David Victor
    Professor, International Relations, School of Global Policy and Strategy, University of California, San Diego (UCSD), US
    「Making Innovation Clubs a Reality」
    発表資料(英語)PDF:877KB
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パネルディスカッション

  • 【モデレーター】
    有馬 純

    【パネリスト】
    Carlo Carraro
    茅 陽一
    Laura Diaz Anadon
    David Victor
    鎗目 雅 東京大学 公共政策大学院 特任准教授

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    (鎗目氏)

    閉会挨拶

    • 芳川 恒志
      キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹