イベント開催報告 国際交流
2016年9月21日(水)
13:00
~ 15:00
開催
会場:新丸ビルコンファレンススクエア Room 901東京都千代田区丸の内1-5-1新丸ビル9階
開催概要
題目:「アルゴリズム革命の衝撃:人工知能(AI)とシリコンバレーがもたらす次なるディスラプション」
発表者:櫛田 健児(スタンフォード大学アジア太平洋研究所リサーチアソシエート、Stanford Silicon Valley - New Japan Projectプロジェクトリーダー、CIGS International Research Fellow)
モデレーター:栗原 潤(キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹)
プログラム
ProgramPDF:269KB
発表資料
櫛田氏発表資料PDF:3147KB
発表要旨
発表要旨PDF:526KB 12月15日に新たに追加掲載しました
発表概要
シリコンバレーで世界をディスラプトするイノベーションが加速している。豊富になり続けるコンピューティングリソースによる人間の活動の自動化と、その途中経過にあるハイブリッド化は、あらゆる業界に及びつつある。これは2016年の途中から、人工知能(AI)の驚くべき進化が表面化したことで想像以上に早く加速している。日本の国際競争力の柱である製造業にもAIの波が押し寄せているが、それの本質的な議論は人間の活動を代替する(AI)の他に、人間の能力を補完するIntelligence Augmentation (IA)も考慮しないと進まない。素人でも熟練の仕事ができるようになるのがIAで、今までの「AIはローエンドの仕事を奪う」という着眼点よりも複雑な現実が急速に到来しつつある。今回はシリコンバレーから見るドイツのインダストリー4.0の取り組みも紹介し、シリコンバレーを日本がどのように活用すべきなのか、そして日本の今後のチャンスを模索しながら、様々な業界に及ぶ荒波の本質を紹介する。
櫛田健児氏紹介
スタンフォード大学アジア太平洋研究所リサーチアソシエート。Stanford Silicon Valley - New Japan Projectプロジェクトリーダー。東京のインターナショナルスクールを経てスタンフォード大学で経済学と東アジア研究を専攻、カリフォルニア大学バークレーで政治学博士を修得後、現職に就く。情報通信やクラウド、政治経済分析を中心に研究。日本向けの一般書は『バイカルチャーと日本人―英語力プラスαを探る』(中公新書ラクレ)、『インターナショナルスクールの世界』(扶桑社、キンドル電子書籍)、『シリコンバレー発 アルゴリズム革命の衝撃 Fintech,IoT,Cloud Computing,AI、アメリカで起きていること、これから日本で起こること』(朝日新聞出版)など。http://www.kenjikushida.com/
【所属】
スタンフォード大学アジア太平洋研究所日本研究プログラム リサーチアソシエート
Stanford Silicon Valley - New Japan Project プロジェクトリーダー
【学歴】
2001年6月 スタンフォード大学:経済学部、東アジア研究学部卒業(学士)
2003年6月 スタンフォード大学:東アジア研究部、修士課程修了(修士)
2010年8月 カリフォルニア大学バークレー:政治学部、博士課程修了(博士)
【職歴】
2010年9月 スタンフォード大学アジア太平洋研究所ポストドクトラル フェロー(~2011年7月)
2011年8月 スタンフォード大学アジア太平洋研究所日本研究プログラム リサーチアソシエート(~現在)
2016年1月 キヤノングローバル戦略研究所 International Research Fellow