イベント開催報告 財政・社会保障制度
2011年9月20日(火)
15:00
~ 16:30
開催
会場:キヤノングローバル戦略研究所 会議室3
開催概要
2010年7月のCIGS医療シンポジウムにおいて、オーストラリアの医療改革について紹介した。オーストラリアは、医療財源、医療提供体制を「公」中心で構築する一方、「民」の活用も上手く行っており、日本の医療改革に参考になる点も多い。そこで、2010年に策定され実行に移されている医療改革のその後の状況と課題について解説を行った。
発表者紹介
ジェフリー・ブライスウェイト教授は、医療サービス組織研究の第一人者として国際的名声を得ている。その研究活動領域は、急性期ケア施設のカルチャーや構造、医療事業体における経営管理とその変遷、医療の質と安全に関する調査、諸外国の状況に関わる論文審査や調査プロセスへの貢献、医療サービスの構造改革に関する研究に及んでいる。経営管理とリーダーシップの概念並びにエビデンスを臨床領域の研究に応用したことで知られ、ケアに対する組織的、社会的、チーム的アプローチに関する非常に多くの文献作成に貢献。審査した研究論文は250を超え、発表論文数も400に及んでいる。これらの研究成果の重要性はオーストラリア国内外で高まってきている。国内外の会議、ワークショップ、シンポジウム等での講演は400回を超え、同教授の研究調査を前提とした理論は、今や共通認識となっている。
発表者プロフィール(ニューサウスウェールズ大学ホームページ):こちら
発表風景
発表資料:"How has health reform in Australia been progressing since 2010?" (931KB)