ワーキングペーパー  グローバルエコノミー  2024.10.11

ワーキング・ペーパー(24-020E)The Reality of Consumption: Comparing Self-Reported and Observed Marginal Propensity to Consume

本稿はワーキングペーパーです。

経済理論

消費などの分析では自己申告に基づくサーベイ調査が広く用いられている。しかし、その精度は高いのであろうか。本稿では、限界消費性向(MPC)に着目し、サーベイによる自己申告の値と、実際のMPCが整合的かを点検した。実際のMPCとしては、2020年コロナ禍での特別定額給付金に対する支出の反応を推計した。

推計の結果、自己申告MPCと実際のMPCは無相関であった。

ディスクレーマー

分析で用いるデータは、みずほ銀行と早稲田大学との委託契約によって提供され、個人が特定されないようにマスキングなどの匿名加工などの措置が取られた環境で分析された。またアンケートは、早稲田大学の人を対象とする研究に関する倫理審査委員会の承認を得ている(2023-440)。本稿で述べられる見解や意見は、あくまでも著者のものであり、みずほ銀行のものを反映するものではない。

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ワーキング・ペーパー(24-020E)The Reality of Consumption: Comparing Self-Reported and Observed Marginal Propensity to Consume