ワーキング・ペーパー（21-009E）Land Speculation and Wobbly Dynamics with Endogenous Phase Transitions

政府による適切な政策介入がない自由放任経済では、マクロ経済は維持不能な資産価格の上昇と内生的な崩壊を何度も繰り返し、本質的に不安定かつ非効率になりえることを示した。地価とマクロ経済の相互依存関係を通じて、マクロ経済が一時的に発散経路を走り、資産価格がある閾値を超えて上昇するといつでも崩壊する不安定状態となり、さらに上昇すると必ず内生的にクラッシュする。内生的な相転移という概念を使い、資産価格とマクロ経済に関する新しい相互依存メカニズムを提示した。