メディア掲載 グローバルエコノミー 2017.04.20
過去のバイオテクノロジーや植物工場は、農林水産省や大学などの研究者の仕事をつくっただけで、ほとんど農業の振興に役に立たなかった。経済性を考慮しないで、技術の可能性だけを追い求めたからである。AI(人工知能)農業についての現在の政府の研究投資も、同じ道をたどりつつある。しかし、自然や生物を相手にするため、工業よりも複雑な判断や対応を瞬時に求められる農業にこそ、多様な情報の収集・分析・利用を可能とするAI技術の活躍する余地は大きい。農業はこの技術をどのように活用すべきなのだろうか?・・・