メディア掲載 財政・社会保障制度 2014.10.24
「成長戦略」の議論では、コーポレートガバナンス(企業統治)関連のテーマが注目されている。機関投資家の株主としての行動規範を示したスチュワードシップコード、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の改革などについて議論が進んでいる。
共通するのは、株主から企業への規律付けを強化する意図である。背景には、低成長の一因が企業統治の不全による生産性の低迷ではないかという問題意識がある。株価対策や自己資本利益率(ROE)向上が目標だという議論もあるが、経済成長率を高めるには、究極的には生産性の上昇が必要だ。・・・
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日本経済新聞 「経済教室」2014年10月8日掲載