CIGSビジョン討論まとめ 2020.02.28
キヤノングローバル戦略研究所では、毎年8~10月に「ビジョン討論会」を開催し、世界と日本の政治・経済情勢、技術革新が経済・社会にもたらす影響、主要国が優先的に取り組むべき課題、日本が果たすべき役割などについて、中長期的な展望を踏まえた討論を行っている。ビジョン討論会では、専門領域の異なる研究者たちが集まって、多角的な視点から積極的に議論を交わすことに重点を置き、テーマごとに結論を出すことは意識せず、各研究者が討論を通じて得られた刺激を今後の研究テーマの設定や活動計画の立案・遂行に活かすことを目指している。
2019年の討論会は、8月26日を初回として10月17日までの間に、6回の会合を開催し、13名の研究員が各人の研究対象の現状分析や将来展望に基づく問題意識を投げかけ、参加者全員で討論を行った。また、今次討論会では研究領域の主たるテーマとは別に、人工知能(AI)を共通テーマとして設定し、各人の報告にAIを巡る話題を適宜織り込むこととした。その関連で、「AI革命」の現状と課題、研究者がAIを活用するうえで留意すべき点等について、当研究所International Research Fellowの櫛田健児氏に特別講演を依頼した。
以下は、ビジョン討論会での報告者の意見を中心に、テーマ別に、討論の要旨をとりまとめたものである。
特別講演
「AIの活用と研究者のあり方について」PDF:345KB個別報告
「世界と日本の通商問題」PDF:281KB過去の「CIGSビジョン討論 まとめ」
CIGSビジョン討論 まとめ(2019.01.18公開版)PDF:834KB