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EU国境炭素税の俗説を正す|CIGSエネルギー環境セミナー

EUは国境炭素税、すなわち「CO2排出の多い国からの製品の輸入に対して国境で炭素税を課する」という制度を検討しています。国内の報道では、「EUは厳しいCO2規制を自らに課しており、域内の産業を守るため、国境炭素税を導入する。このままでは日本はEUに自動車などを輸出できなくなる。だから日本もCO2規制強化が必要だ」といった見解が散見されます。この講演では、データを基に、この見解が誤りであることを示します。(撮影日:2021年9月7日)

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出演者

講演:

手塚 宏之
手塚 宏之

国際環境経済研究所 主席研究員

1981年日本鋼管に入社。現在JFEスチール(株)で地球環境問題担当専門主監(フェロー)として鉄鋼業界の環境、エネルギー問題に従事。また経団連では環境安全委員会国際環境戦略WG座長として産業界全体の国際的な環境政策に取り組む。世界鉄鋼協会(Worldsteel)環境委員長(19年6月まで)、OECDビジネス諮問委員会(BIAC)環境エネルギー委員会副委員長、TCFDコンソーシアム情報開示WG座長などを務める一方、様々な政府審議会等の委員を務め、産業、環境、金融分野など幅広い分野で活躍。東京大学工学部物理工学科卒業。MITスローン経営大学院でMBA取得。

進行: